素晴らしい成績を上げた営業マンを営業部長に抜擢したところ、部下をまとめきれず、部署としての業績は以前より悪化してしまった・・・こういう話はよく聞きます。何がいけなかったのでしょうか。

「功ある者には禄を与えよ、徳ある者には地位を与えよ」

これは、西郷隆盛の言葉です。先ほどの営業マンの例でいうと、素晴らしい営業成績(功)をあげた、ところが、営業部長の職務を行う人間力(徳)がなかった、ということになります。この場合、営業部長という「地位」を与えるのではなく、営業成績に報いるために「禄=報酬」を与えればよかったのです。

一般的には、次のように処遇すればよいとされています。

成果を出した社員  ⇒ 賞与
職務能力の高い社員 ⇒ 昇給や手当
管理能力がある社員 ⇒ 昇格(=経営への参画)