Q.当社の正社員の試用期間は2か月です。契約期間が2か月以内であれば社会保険に加入させなくてもよいので、試用期間中は社会保険に加入させていなかったのですが、新しく総務のスタッフとして採用した者は「試用期間といえども社会保険には加入させなくてはならない」と言っています。本当に加入させなければならないのでしょうか。

A.「試用期間」であっても、入社日から社会保険に加入させなければなりません。

適用事業所で常用的使用関係にあれば被保険者となりますので、社会保険に加入することになります。一方「日々雇い入れられる人」「2カ月以内の期間を定めて使用される人」「季節的業務(4カ月以内)に使用される人」「臨時的事業の事業所(6カ月以内)に使用される人」は常用的使用関係にないとされ、社会保険の被保険者とはなりません。

この規定を拡大解釈して試用期間を2カ月としてその期間社会保険に加入させていないケースが時々見受けられます。たとえ試用期間であっても正社員として採用した場合は正社員の就業規則が適用されますので、その雇用期間は2カ月ではなく定年までの雇用が前提の雇用契約となります。したがって、フルタイム勤務の正社員として採用されたのであれば、試用期間中も被保険者となりますので、入社初日から社会保険に加入させなければなりません。

なお、形式的に当初2カ月の雇用契約を結び、その後正社員に転換し転換時に社会保険に加入させるという運用を行っている会社も見受けられますが、2カ月間の雇用契約自体が正社員としての雇用が前提である場合はやはり入社日から社会保険に加入させる必要があります。くれぐれも脱法的な運用を行わないようにしましょう。